2009/12/26

経絡導引12・26

足の厥陰肝経
2009/12/26

肝経流注の確認

立位で転回 肝経に息を通しながら動かす・・・・導引
肝経に手当を施す かざし 当て 圧・・・・・・按矯(矯 正しくは足偏)

導引は大気を導き体内に引き入れること
按矯は手当と矯正体操
古くは導引按矯のセットとして大陸から伝わってきた
指圧も本来は整体指圧というセットであり、法制上、指圧という名称になった

身体に対するアプローチは手指などによる圧や揉捏刺激と、四肢関節を動かす矯正体操がセットになっていた

游氣会も導引(呼吸と体操)と按矯(指圧と経絡伸展・操体)のセットで行う

実技
経絡導引の通し練習

1月からは再び手の太陰肺経に戻り、経絡と呼吸、ツボの感じ方などの勉強を行う
呼吸は背骨を通す任脈督脈の呼吸を主題とする
そこから労宮や湧泉へ流すあるいは労宮湧泉から入れる意念の練習

来年も気楽に楽しく継続していきましょう



游氣会
464-0850 名古屋市千種区今池五丁目3番6号サンパーク今池303号
052-733-2253
三島広志

2009/12/19

経絡導引12・19

足の厥陰肝経

2009/12/19



身体は正面が陽明、側面が少陽、背面が太陽と分類される。
それぞれを太陰、厥陰、少陰が深部で支える。
東洋医療では解剖学的ではないが、こうした場の捉え方をする。

厥陰は肝経と心包経。
少陽は胆経と三焦経。

肝経の流れの確認と手技。

手技は
 かざし・・・衛気
 当て・・・・皮毛
 流し・・・・肌肉
圧・・・・・深部経絡
と分類する。これらを実感する練習。

経絡導引の全体練習。

游氣会
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三島広志

2009/12/17

愛知大学オープンカレッジ 足の少陰腎経

愛知大学オープンカレッジ「東洋医療と経絡エクササイズ」
足の少陰腎経
2009/12/17

西洋医学的腎臓
 血液を濾過し、不要なものは尿として膀胱へ送り排泄する。
 有用なものは再吸収して血液中に戻す。
 腎小体(副腎)という内分泌器官が接し、重要な作用を行っている。
 詳細は別資料。

東洋医療的腎
 先天の元気が宿る。 精を蔵する。 「作強の官」と呼ばれる。
成長・発育・生殖・老化などを主る。 水分代謝を支配する。
を主る。 華は髪 志を舎す。 耳・二陰に開竅している。 液は唾
恐れに関係  五行は水

いのちは呼吸によって鼻から入る天の気(肺・大腸が関わる)と食物として口から入る地の気(水穀の気 脾・胃が関わる)という後天の気と、親から受け継いだ先天の気(元気・原気)によって維持される。
心・小腸はそれらの具体的、非具体的情報を整理判断し有用なものを腎に送る。腎は先天の元気と後天の気からといういのちの素を作り、それが全身を巡るとされる。
「元気ですか」とか「精一杯頑張る」という日常会話は古い東洋医療の用語が受け継がれている。

腎が疲弊したり老化によって衰弱すると腎虚と呼ばれる状態になる。
腎は冷えやストレス、過剰塩分に弱いので注意が必要。
養生とは補腎に他ならない。

足の少陰腎経
足底湧泉から胸の兪府まで
游氣会
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2009/12/12

経絡導引12.12

足の厥陰肝経
2009/12/12


厥陰肝経は少陽胆経を深奥で支える。
少陽部位は体側部。
手は少陽三焦経と厥陰心包経。
左右の軸の回転動作の中心となる。

経絡の確認
 触れて、触れられて実感する。
 呼吸と同時に動かして実感する。
 相手の経絡を動かしてみる。

正中線の確認 
 垂直気流

左右軸の確認
 重力線と平行しているのは胃経と脾経。
 肝経・胆経はそれを自由に動かす。

エクササイズ
重力に即しつつ胸骨を操作して身体に回転運動を与える。
足の厥陰肝経を通す動作の練習。



游氣会
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2009/12/10

愛知学院モーニングセミナー

先日、愛知学院大学のモーニングセミナーに行ってきました。
今回で45回。

テーマは
豊かな環境は脳を活性化する
ボケないための生活環境を学ぼう

講師は名古屋市立大学大学院医学研究科 脳神経生理学 飛田秀樹先生

分かりやすいお話でした。
詳細は

http://www.agu-web.jp/~seminar/index.php?ID=36

をご覧ください。

愛知大学オープンカレッジ

足の太陽膀胱経
2009/12/10

医学的膀胱
 腎臓で生成された尿を貯留し、適宜排泄する。
 訓練によって排尿のコントロールが可能となる。
 動物においても生態域の確率のために排尿コントロールは可能。
 人間では排尿は教育の結果、社会性、衛生のためにコントロールされる。

東洋医療の膀胱
 医学的膀胱とほぼ同じ。
 腎と関係して生命の基本物質である精に関係する。
 経絡の走行から脊椎に関連すると考えられる。
 したがって自律神経の作用に近いものと推察される。

経絡
 目頭から上り頭を下って首、背中、臀部、大腿後側、下腿後側、外顆から足の第五趾に至る。

神経系
中枢神経(頭蓋骨や脊椎骨で保護されている)
 脳髄(大脳・小脳・間脳・延髄)
 脊髄(脊椎の中を通る)
末梢神経(体のすみずみに分布)
脳脊髄神経(脳神経および脊髄神経)
意志に従って筋肉を自由に動かせる運動神経と熱い、冷たい、痛いなどの感覚を感じる知覚(感覚)神経がある別名体性神経または動物神経
自律神経(交感神経および副交感神経)
意志に従わないで、自然に、無意識的に、体内の諸機能を調節している別名植物神

交感神経は行動的、副交感神経は急速的に作用する。両者のバランスが代謝を支えている。

游氣会
愛知大学オープンカレッジ資料

2009/12/05

経絡導引12.5

足の厥陰肝経
2009/12/05
游氣塾

厥陰は少陽部位を内側から支える。
足の少陽胆経を足の厥陰肝経が支える。

肝臓
西洋医学の肝臓は膨大な機能を行う人体最大の化学工場。
その発熱が体温となる。
小腸から取り込まれた栄養素のうちの糖質とタンパク質は門脈を経て肝臓へ入る。
肝臓はそれらを解毒して人体に取り込む。ここで初めて人体の中に入ったといえる。
肝臓は栄養の代謝、血液の貯蔵、解毒、ホルモン作成など多岐に渡った仕事をこなす。

東洋医療の肝
将軍の官 謀慮出づ
ストレスの調整
全身の調整
血液の調整
筋肉の調整
目に関係する
胆と協力して決断や実行などの行動表出的な中心となる。
エネルギッシュな印象をあたえる人は肝が充実。
アンバランスな過剰は怒りっぽくなる。
酸味を好む
酸味が肝によい

足の厥陰肝経
第一趾からスネの内側を昇って鼠径部から脇腹へ入る。

游氣塾
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